<JR福知山線>被害者へメルマガ100号「孤立しないで」(毎日新聞)
JR福知山線脱線事故で重傷を負った木村仁美さん(26)=兵庫県西宮市=ら負傷者が05年12月から発行しているメールマガジンが、今月20日、100号に達した。被害者向けの集会や講演会などの情報をまとめており、タイトルは「寄りかかっていいんだよ」という意味の「LEAN(リーン) on(オン) ME(ミー)」。木村さんは「事故がきっかけで前に進めなくなっている人に、『焦らなくていいよ』というメッセージを送りたい」と話す。
木村さんは1両目に乗車し、左すねなどに重傷を負った。事故後、被害者側主催の賠償交渉に関する講演会など、JR主催以外の行事の情報を得る手段がないことに、不満を感じた。他の被害者も同じ思いを抱えていることを知り、メルマガ発刊を思いついた。
事故の負傷者が集まった編集委員5人が、他の負傷者やNPOから提供を受けた情報を基に、交代で月2回、発行。約100人がパソコンや携帯電話で購読している。遺族や負傷者を対象にした集会や、同じ負傷者の山下亮輔さん(23)=同県伊丹市=のコンサートなど、イベント情報を掲載。「関連行事の日程を一目で把握できる、唯一の手段」と利用者から頼りにされている。
JR西日本への思いや、事故原因に関する意見は被害者の間でも異なるため、編集側の意見は付けていない。掲載すべき予定がなくても、「今月の予定はありません」との内容で発行し、被害者を孤立させないよう気を配ってきた。
区切りの100号は、11件のイベント情報を送信した。この5年を思い返した木村さんは「事故で苦しんだすべての人に『あんたも私も頑張った』という気持ちを込めて、送信ボタンを押しました」と話した。【中里顕、大沢瑞季、津久井達】
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木村さんは1両目に乗車し、左すねなどに重傷を負った。事故後、被害者側主催の賠償交渉に関する講演会など、JR主催以外の行事の情報を得る手段がないことに、不満を感じた。他の被害者も同じ思いを抱えていることを知り、メルマガ発刊を思いついた。
事故の負傷者が集まった編集委員5人が、他の負傷者やNPOから提供を受けた情報を基に、交代で月2回、発行。約100人がパソコンや携帯電話で購読している。遺族や負傷者を対象にした集会や、同じ負傷者の山下亮輔さん(23)=同県伊丹市=のコンサートなど、イベント情報を掲載。「関連行事の日程を一目で把握できる、唯一の手段」と利用者から頼りにされている。
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2010-04-29 16:09
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鉄道の脱線防止の研究をしている者です。参考資料をお送りしたい。連絡メール下さい。
by 稲宮健一 (2021-05-31 16:23)